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COLUMN

2023.05.07

飲食店にとってコンセプトはとても大事!

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こんにちは!ミセギメジャーナルです。今回は『コンセプト』についてお伝えしていきます。

飲食店の開業にあたって「コンセプト」がどれだけ大事がご存じでしょうか?

どんなお店にしたいか、何をどのように売るのかという業態を明確にコンセプトをもっておくと、来店してくれるお客様にもどういうお店かが分かりやすく、お店側としては融資の際に申請がスムーズにいきます。この記事では、そんなコンセプトを作るにあたって「重要な要」」や「決め方・作り方」をご紹介します!

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コンセプトとは?

そもそもコンセプトとは、飲食店においては「ベースになる考え方・構想」を指します。どんなお店なのか、誰に向けたお店なのかをハッキリさせることで、内装や設備、接客を考えることにもつながっていきます。堅実な経営をする第一歩として、お店のコンセプト設定をして事業計画を立てましょう。
また飲食店のコンセプト設定は「銀行からの融資を受ける」ことや「事業を展開していく」ことにおいても重要なポイントです。
 

融資を受けるにはコンセプトが必要!

飲食店を始める多くの人は、開業費の一部を銀行や国民政策金融公庫などから融資を受けます。
このとき金融機関へ提出する書類には「事業計画書」があり、そこには「なぜお店を開くのか」、「どんな飲食物を提供するのか」などの項目を記入します。金融機関は「事業を成功させ、お金を返してくれる」と判断した人にしか融資をしません。なので飲食店のコンセプト決定は、金融機関を納得させスムーズに融資を受けるために重要なのです。

コンセプトの決め方

そもそもコンセプトとは「ベースとなる考え方、概念、構想」というお話をしました。意味は何となく分かりましたが、飲食店に当てはめていくとどうなるでしょうか。そしてどのようにコンセプトを決めれば良いのでしょうか。

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◆ Why なぜお店を開くのか
開業することで「何を実現したいのか」を突き詰めます。つまりは事業の目的です。大切なことは「自分のお店を持つこと」ではなく、自分のお店を持つことで「何を得られるのか」「社会に何を提供できるのか」を考えることです。
◆ When いつまでに開業するのか
開業日程を明確にします。特に物件選定においては100%の理想的な条件が揃うことはまずありませんので、この日までに開業とする。と明確にすることで前に進みやすくなります。
◆ Where エリアと立地
コンセプトに適した立地環境を絞ります。オフィス街や住宅街、繁華街かロードサイドかなど、自身のお店がどこに適しているかを事前に調べエリア選定をすると良いでしょう。
◆Who どんな人達と運営するか
個人でやっていくのか、従業員を雇うのか、もし雇うとしたらどのような人と働きたいのかを決めます。また複数人での人員体制を検討する場合、それぞれのスキルだけでなく年齢や給与、キャラクターも想定することで、採用活動も的確に進めることが出来ます。
◆ Whom  誰に対してつくるお店なのか
ここはとても大事でターゲットが決まれば、どんどんアイディアも出て詳細が決まりやすいです。曜日や時間帯でターゲットが変わる場合もあります。メインターゲットとサブターゲットを具体的に設定することがポイントです。同時に客単価についても検討しましょう。
◆ What 何を提供するか
メニュー構成にもつながる項目で、メニュー全体のプランニングをします。基本の考え方は「ターゲットが、どのように利用するのか」でその店舗を利用するシーンを想像します。例えば、女性客お一人様の来店と、サラリーマングループの来店では、同じイタリアンという業種でも提供する料理の量や味付け、盛り付け、価格帯も変わってくるはずです。
◆ Which どのメニューをメインとしていくのか
「あのお店のあの料理が食べたい!」と思わせるメニューを開発します。個人店や小規模飲食店は、価格や立地条件ではやはり大手企業にはかないません。来店に繋がる看板商品を用意することでお店そのもののイメージにもつながります。
◆How どのようにお店の存在を知ってもらうか
インターネットや広告、看板などお店を知って頂く為の手段はたくさんありますが、ここでは、どのようなに宣伝していくかの手段ではなく方針を決めると良いでしょう。例えば、開店直後はサービスが安定しないので、サービスが安定するまではあえて大きな宣伝はしない、というのも一つです。広告には宣伝費用がかかります。そのような方針を決めることで、お店を圧迫することない資金配分が可能です。
◆ How much どのくらいの時間とお金が必要か
開店までのスケジュールや資金計画です。初めての開業では、準備期間から開店までの時間とお金は想定以上にかかると思ってください。開業をしたいと考えてから、実際にオープンを迎えるまでは1年、長ければ2~3年の準備期間を経て開業するケースもありますので、事前にできる準備をスムーズに行うためにもコンセプトは大切です。

コンセプトが決まったら

コンセプトが大体明確になったところで、今度は詳細を詰めていきましょう!
想定する客層や客単価、店舗のデザイン(内外装のイメージ、テーブルや椅子、食器など)や設備、スタッフのユニフォームに至るまで、コンセプトが決まっているので環境や設備にも一貫性が出ることでしょう。家族連れをターゲットにしているなら明るい内装やキッズスペースの確保、カップルや大人向けであればその雰囲気を出すための内装や照明、食器やユニフォームなどが決まってくるでしょう。

まとめ

コンセプトを決めることは、ベースとなる考え方があるのでその店舗に一貫性を持たせることもできます。また、ライバルとの差別化を図りその店舗でなければいけない理由も作り出せます。あまり難しく考える必要はありませんが、コンセプトが決まると必要なことが自ずとわかります。せっかくお店を開くのですから、コンセプトを明確にし繁盛店を目指したいですね!

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