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COLUMN
2023.04.12
テナントとは?気になる賃料相場や手数料についても解説!
こんにちは! ミセギメジャーナルです。
よく目にする『テナント』。この言葉ですが、皆さん意味をご存じでしょうか?
今回の記事ではテナント、その種類や賃料相場・仲介手数料等についてもお伝えしていこうと思います!
【目次】
①『テナント』とは
②テナントの種類は主に3つ
③業種ごとの賃料相場
④仲介手数料について
⑤その他の工事費用や備品について
⑥テナントを借りる際の予備知識
⑦まとめ
『テナント』とは
『テナント』とは、は商業ビルやショッピングモールなどに入っている店舗のこと、または借主のことを言います。その商業施設と賃貸契約をし入居しており、店子(たなこ)とも言われます。
不動産業者によっては、「店舗物件」のことをテナントと言っている場合もあります。
【その他の用語】
・キーテナント:同じ建物のテナントの中で、知名度が高く規模や集客力が大きい核となる店舗のこと
・テナントビル:貸しビルとも言われ、事務所や飲食店、販売店等の店舗を主な用途とする他者に貸す目的で建てられたビルのこと
テナントの種類は主に3つ
テナントの中でも大きく分けて3つの代表的なものがあります。
①店舗
②オフィス
③倉庫
①店舗
店舗はテナントの中でも、不特定多数の来客を想定している物件の形態です。テナントといえば皆さんが想像するものはこちらではないでしょうか。店舗といっても面積や立地は様々ですが、例えば飲食店や美容室、医院・クリニックなど多くの業種が当てはまります。
②オフィス
オフィスは、主に企業の事務所として利用される形態です。オフィスでは不特定多数の来客はありませんが、旅行会社や学習塾、不動産会社など多くの来客があると『店舗事務所』とも呼ばれることがあります。
③倉庫
倉庫はそのままですが、物品、企業の商品の在庫を保管・収納・管理するために利用される建物です。
業種ごとの賃料相場
テナントには適正な賃料割合があります。下記の業種をまとめましたのでぜひご参考ください!
①飲食店
②美容・エステ
③オフィス
④倉庫・工場
⑤物販・サービス
⑥福祉・医療クリニック
⑦スクール・塾
⑧その他
①飲食
飲食店の適正な賃料相場は売上の7〜10%程度。大体ですが、小型の店舗の場合は約7%、大型店舗は約10%あたりが目安です。それ以上の数値の場合、賃料交渉や経費の見直し、移転などを考える必要がありそうです。この数値で運営できると、リスクを抑えつつ利益を確保することができるといわれています。
②美容・エステ
美容・エステ系の適正な賃料相場は売上の10%程度です。家賃が高い地域でも15%以下を目安にしてください。
③オフィス(事務所)
オフィス(事務所)の適正な賃料相場は売上の10%程度なので、小さい事務所は8%前後、家賃が高い地域では15%までが目安になります。
④倉庫・工場
倉庫や工場の適正な賃料相場は売上の8〜12%程度です。在庫や備品を保管する倉庫や工場は、郊外などにあっても問題ないため、賃料を抑えやすいです。
⑤物販・サービス
物販やサービスについても賃料は売上の10%程度が目安です。人件費もかかることが想定されるので、できれば8%程度までがいいでしょう。
⑥福祉・医療クリニック
福祉や医療クリニックの場合、単価が高いため売り上げに対しての賃料を抑えることができます。売上の6〜7%程度がいいでしょう。
⑦スクール・塾
スクール・塾の場合、売上の10%程度が目安ですが、人をたくさん入れるのである程度賃料が高くなってしまうことがあります。高くても20%以下にすることをおすすめします。
⑧その他
その他の業種でも売上の10%程度の賃料が目安です。20~25%を超えてくると経営を圧迫してしまう可能性が大いにあるので注意が必要です。
仲介手数料について
仲介手数料の上限額は、居住用建物と同様「賃料の1カ月分+消費税」です。なので、仲介手数料の相場は賃料の0.5~1カ月分をだと考えておきましょう。
その他の工事費用や備品について
その他に想定されることは、テナントの修繕や備品の責任についてです。以下に記載する3つはよくあることなので、ぜひ頭の片隅に入れておいてください。
①雨漏りは ’’貸主負担が原則’’
雨漏りや建物に付属しているものに発生した修繕などは『貸主負担が原則』となりますので、原則その物件を所有しているオーナーの負担になります。建物自体のことなので貸主負担が原則と記載しましたが、やはり契約(物件)によって異なる場合があるので事前に契約内容の確認は必要です。
②電気・設備工事費は ’’契約による’’
電気工事費や内装費、その他設備に関する費用は契約により定められている場合が多いです。特に人気な立地で借り手がたくさんいる場合は借主負担になることが多いので、事前に把握しておきましょう。
③エアコンなどの備品は ’’契約による’’
エアコンや水道など、テナント内の備品についての修繕費用も契約による場合が多いです。備品を使用している借主側が原因で破損した場合は借主側、経年劣化の場合は貸主負担という取り決めもあるため確認は必要です。どこからが誰の負担、という責任の確認はテナントを借りるにあたってとても大事になってきます。
テナント物件の予備知識
テナントを借りるときに発生する事柄を紹介します。
挨拶周りを必ず行いましょう
商業ビルなどにテナントを借りた場合、複数の店舗が入っていることが一般的です。店舗同士、お互いに普段からの気遣いは必要です。しかし何かあった際にトラブルを避けるため、そしてその後も良好な関係を築きやすくなるためにも事前に必ず挨拶周りをしておきましょう。
防火管理者が必要な建物は1店舗につき1人以上
防火管理者が必要な建物を借りている場合、1人以上の防火管理者が必要となります。
テナントは電気代が高い…?
契約によってはオーナー(大家さん)に直接電気代を払います。オーナーによっては適正でない電気代を請求してくる場合があるため注意が必要です。高すぎるなと感じる場合は交渉するか、電気の個別契約が可能なテナントに移転した方が今後の店舗運営にとってもいいでしょう。こんなものか、と思わずに1つ1つ確認し、気持ちよくテナントを借りれるといいですね!
まとめ
以上テナントについて、適正な賃料相場、仲介手数料、その他にかかる費用などをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?大体の賃料相場などはありますが、立地や商品単価、店舗面積により少し異なりますのでぜひ参考程度として見てみてください。
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